オリンピックの学校連携観戦の中止を求める申し入れ

オリンピックの学校連携観戦の中止を求める申し入れ20210628のサムネイル2021年6月28日 
清水庄平立川市長と
小町邦彦立川市教育長へ
【オリンピックの学校連携観戦の中止を求める申し入れ】を行いました。

6月21日、オリンピックの観客数を定員の50%以内で上限1万人と決定しましたが、大会関係者や学校連携観戦プログラムは別枠としており、都内の公立学校だけでも81万人が観戦予定となっています。子どもたちの観戦を今でも実施しようとしていることは、子ども達の安全を軽視したものと言わざるを得ません。
学校連携観戦は、真夏の暑い時期に公共交通機関を利用して競技会場に子どもたちが団体で行かなければならず、熱中症対策などが課題と指摘されていたものです。さらに東京は、緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に切り替わりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大は収まらず、安全・安心な観戦が保障できる状況にはありません。

子どもたちは、このコロナ禍の1年、入学式や卒業式、修学旅行など学校行事が軒並み縮小され、部活動なども制限されている事態であり、団体でのオリンピック観戦は、感染防止に逆行するものです。また、保護者にはオリンピック観戦について学校から具体的な情報が届いておらず、心配が広がっています。

都教育委員会としては、入場券は希望する学校に配るものであり、これから区市町村教育委員会を通して各学校の意向調査をするということですが、大々的に宣伝し参加を促してきた都が地域に判断を委ねることは、責任の所在を曖昧にしており、問題だと言わざるを得ません。

 

多くの都民の懸念をよそに、東京2020大会がなし崩し的に観客を入れて開催されようとしていますが、立川・生活者ネットワークは、子どもたちの感染防止を優先し、学校連携観戦を中止するよう要望します。さらに、その後の対応については、児童・生徒・保護者・教員職員の意向を調査し、最善の対策を取られるよう要望します。

7月4日の都議会議員選挙に、生活者ネットワークは3人の候補予定者を擁立しています。

北多摩2区(国分寺市・国立市) 岩永やす代

杉並区 小松久子

世田谷区 関口江利子

同日に、国分寺市では市議会議員の補欠選挙があります。

小坂まさ代  候補予定者として擁立されています。