学びの共同体の実現へむけて

市内中学校の挑戦

 立川第八中学校の公開研究会に行ってきました。東大教授の佐藤学さんが提唱する「学びの共同体」の取り組みを始めて1年経ったということです。まずは、この取り組みを始めてくれたことに感謝です。
 国語と数学の授業のあとで「子どもたちに学びはあったか」に視点をおき、授業者と参観の教師が意見・感想を話し、最後に佐藤学さんが講評しました。

 「学びの共同体」の考え方での授業の取り組みは、全国の小学校では2,000校あり、立川でもすでに取り組んでいるところがあります。
 難しい年頃の中学生には合わないと言われていましたが、全国の中学校で、すでに1,000校が取り組んでいるそうです。

 私は聞きました。「問題行動の生徒がいるような場合でもできますか?有効ですか?」佐藤学さんは答えました。「1年経ったとき問題行動はなくなっている」と。ちょっと信じられない話かもしれませんが、佐藤学さんは年間100校くらいの学校をみていて、経験に基づく自信のある言葉でした。

 いま、さまざまな問題を抱える学校は、人を入れて(お金をかけて)問題行動を抑える対策をとりがちですが、「学び」を成立させることで(面白いと思い、授業に参加することで)問題行動はなくなるというのです。

 佐藤学さんの言葉「ていねいにじっくり(学びの共同体づくりを)やりましょう。いろんな学校がこのままではいけないと思っている。ひとつでもこの実践がひろがっていけばいい・・・」

 茅ヶ崎市の浜之郷小学校で「学びの共同体」の実践をみて立川でも取り入れて欲しいと提案してきました。市内小学校1校で始まりましたが、数年後、富士市の岳楊中学校での実践をみて、中学校でも導入をと提案してきました。実際に実践する学校現場はたいへんな苦労があると思いますが、「学びの共同体」が実現するよう応援していきたいと思います。(K.S記)

写真は佐藤学さんと稲橋ゆみ子