「夢育て・たちかわ子ども21プラン」市民参加で策定

生活者ネットワークは、次世代育成支援法にもとづく市の行動計画に、市民参加、そして何より当事者である子どもの直接参加の必要性を訴えてきました。
 2003年実施の「市民意向調査」から「テーマ別市民委員会」「市民策定委員会」と約2年をかけてプランづくりがすすみ、2005年3月「夢育て・立川子ども21プラン」が策定されました。
 
 プラン対象は0〜20歳の子どもと青少年。子どもの意見をプランに反映させるための「子ども委員会」が設置されたことは大きな特徴です。
 おとなの策定委員と子どもが一緒になってワークショップやプレーパークなどを体験し、「子どもが利用しやすい居場所」「自転車で走りやすい街」「増え続けるごみ問題をおとなと共に考える場」など、子どもから引き出された多くの意見が市民案に活かされました。

子どもも立派なパートナー
子どもが主体的に考え、発言し、行動する市民に育つことは、未来のまちづくりにつながります。策定過程で設置された「子ども委員会」の継続がプランに盛り込まれ、子どもの参加が保障されています。
 この策定に参加した市民によって、子ども支援のための情報提供の場「子育て・いれかわりたりかわり」、子どもの声を受け止める「チャイルドラインたちかわ」、「こども21基金」「夢たち応援団」などが設置され、新たな展開が始まっています。
 公募市民と子ども委員による「夢たち21推進協議会」では、子ども委員が冊子「みんな知ってる!?子どもの権利」を作成し、子ども自身からの情報発信をスタート。
 
 「市民」対「行政」や、「子ども」対「おとな」ではなく、互いの力を発揮しながら協働していくことは決して難しいことではないことを、この策定委員会は示してくれました。
 
 市民参加、当事者参加を提案し続けた生活者ネットワークとしては、このような市民の力が、あらゆる場面で発揮できるように提案、支援をし続けていきたいと思います。