生ごみ・剪定枝の脱焼却をめざす、久喜宮代衛生組合

まちのあれこれレポート 8月9日(月)視察報告その1

生ごみ堆肥化その2

 この組合では、生ごみ減容化および堆肥化処理施設と家庭用処理機器で、家庭生ごみの減量化を図っています。見学したのは、組合施設にある、生ごみ減容及び堆肥化施設です。

 この事業に登録しているモデル地区の家庭では、生ごみを指定袋に入れ、市が回収し、指定袋ごと破砕分離機に入れ、ビニールと生ごみを分け堆肥化しています。この時期は気温が高いので、異臭やハエなど予想されましたが、ハエの発生や、異臭が無く、堆肥を手でさわることができるほどです。
 
 平成20年より微生物を利用したHDMシステ(生ごみを水と炭酸ガスと窒素ガスに発酵分解)を導入して、モデル地区を対象に行われています。生ごみは「台所資源」と呼ばれ、砕いた剪定枝とミックスし、かくはんを繰り返し、堆肥ができ上がります。自然界に存在する微生物を利用し、水分は蒸発するので汚水処理の必要がないという特徴があります。

 施設の規模を拡大するのが難しいため、モデル地区から進展しないのが課題といえます。(H.T記)