市民の自治と参加によるまちをつくる

新年明けましておめでとうございます。

 昨年は、消えた年金問題、事故米の流通、米国発の金融危機による資本主義経済の不安定さの露呈などによって、ますます政治に対する不信感がつのりました。郵政選挙による圧倒的な勝利を背景に小泉、安倍、福田、麻生と移譲された政権は、末期的状態と言えるでしょう。

 生活者ネットワークは、市民の政治運動体として、政権交代の必要を呼びかけてきました。
長い政権を持つことによって、権力の集中、特権意識、行政や特定団体との癒着など、安定の名の下に隠れた弊害をなくしたいと考えるからです。

 しかし、人を、政党を変えれば、すべてがバラ色になるとは思っていません。世の中には、さまざまな価値観、思いがあり、利害がぶつかります。そのときに、政党や議員にとって重要なことは、「主権者は市民である」という立場に立って、情報を公開して透明性を持たせ、公正に判断することだと考えます。

 生活者ネットワークは、地域の政治運動体として、市民の自治と参加によるまちをつくり、「誰もが安心して生活できる」セーフティネットの充実や環境保全などの問題を解決するするために、市民自治の必要性を語りかけ、実践する活動を広げていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。