横田基地周辺井戸の有機フッ素化合物汚染について原因究明を求める要請文を立川市に提出
1月10日、横田基地周辺井戸の有機フッ素化合物汚染について原因究明を求める要請文を立川市に提出しました。
米軍横田基地周辺の井戸から有機フッ素化合物が高濃度で検出されたと新聞報道がありました。福祉保健局が昨年の調査で、立川市内にある井戸でPFOSとPFOA合わせて1340ナノグラム/ℓ、武蔵村山市にある井戸で143ナノグラム/ℓ検出したとのことです。有機フッ素化合物は、分解されにくい物質で、生物中に蓄積され人体への影響が懸念されており、POPs条約や化審法で規制されています。アメリカでは、環境保護庁がPFOS・PFOA合計で70ナノグラム/ℓという飲料水の目標値を示しています。
沖縄では、米軍基地周辺の水道水源が汚染され、浄水場で活性炭を使って除去し配水しています。日本には、これまで環境基準や水道の水質基準の設定はなかったため、沖縄県知事が基準値の設定などを要望し、国はようやく今年何らかの基準を設定するとのことです。
都議会生活者ネットワークが収集した情報によりますと、立川市内では飲用井戸に保健所に登録されていた井戸のうち7か所から暫定的な基準値である70ng/l以上の汚染があったことがわかりました。そのうち4か所はすでに飲用として使っていないか、廃止されたとのことです。
以下東京都水道局で水道水での汚染状況と有機フッ素化合物について発信していますのでご覧ください。 http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/topic/20191115-02.html