新年度 立川ネット スタート

2月28日 立川ネット定期総会

 定額給付金について、国民は単なる「ばら撒き」であることをお見通しです。報道では、以前行われた地域振興券の時と国民の反応の違いを「社会が成熟してきた」と伝えています。不景気の影響で政治への関心が高まっているためでしょうか、政治と生活がつながっていること、政治を変えて暮らしを変えていこうと考える人が増えてきています。市民自治を進める私たちにとって、おまかせするだけでなく、関心を持ち、評価し、自らも積極的に参画し変えようとする人が増えていることは、大いに歓迎したいことです。  

 しかし、テレビなどマスコミをとおして報道される国政への関心に比べ、身近な暮らしを支える市政についてはどうでしょうか。立川市では、次回の選挙で議員定数の削減が予想されています。市民から見えにくい議員活動に対して、支払われる多額の報酬から、市民の不信感が削減へと向かわせるのでしょう。
 私たちは、市民のための議会を実現するために、多様な価値観の中で議論することが必要だと考えます。安易に議員定数の削減をして、大きな組織を持った団体が大半を占める議会になり、価値観が偏った議会になれば、議会のチェック機能が働きません。定額給付金のようなおかしな政策が市政でも行われやすくなるわけです。

 市民にとってのあるべき議会の姿を考えた上で、経費の削減のための議員報酬の削減か、議員定数の削減かを考えるべきだと思います。
 今年の総会では、設立した頃の「市政を変えたい」という気持ちを、皆さんともう一度共有して、新年度をスタートさせました。 (H.T)