学び合いによる学校改革

立川第八中学校の研究発表会(3月5日)

 2007・2008年度の立川市教育委員会研究協力校として、研究発表会が第八中学校で行われ、参加しました。

 研究主題は「学び合いを取り入れた教育活動による向上心の育成」—小さな中学校の「学びの共同体」づくり序章—

 生徒が本来持っている「もっと分かりたい」という意欲を、グループ学習を取り入れることで対応していき、同時に、教師が授業研究と個人研究をすることによって、教師の同僚性を高めます。子ども同士が学び合い、教師同士が学び合い、教師と子どもが学び合うことで、生徒一人一人の学びを保障する研究になっています。

 スーパーバイザーの佐藤学さん(東京大学大学院教授)は全国の小中学校を数多く回られていて、玄関に入っただけで、その学校の様子、児童生徒の状況が分かるといいます。
 「一人残らず学びを保障する」ためにグループ学習で、授業が分からないまま帰らせない、「学びの共同体」を提唱しています。学びを知った子は、どんなことがあっても崩れない。荒れた子どもも立ち直っていくといいます。

 立川の中学校では、初めて、学びの共同体に取り組みました。こうした試みが、広がっていくように、見守り、応援していきたいと思います。(K.S)