生ごみ堆肥化その1
■「リサイクルフラワーセンター」蕨戸田衛生センター組合
〜生ごみバケツで花苗と交換
このセンターは、家庭生ごみを堆肥化し、花の苗を生産する、今年始まったばかりの施設です。10年前から戸田市で実施されている、生ごみ堆肥化事業の実績を踏まえ、蕨市と共同で行っています。障がい者・高齢者・NPO団体が事業の委託を受け、ごみ減量のシンボル事業となっています。
生ごみは専用バケツに1カ月ほどEM菌をふりまきためたものを、直接センターへ持ち込みます。(戸田市はNPOの回収もあります)見学中も生ごみの専用バケツを持ちこむ市民の方が何人か訪れ、何種類もの花の苗と無料で交換していました。生産された花は、バケツを持参した人以外に街や学校、無料配布など街を彩ります。
この事業のもう一つの特徴は、委託先である障がい者や高齢者の雇用の促進です。この施設の基本理念にも盛り込まれていることに感心しました。ごまつぶより小さい種を一つずつポットに移し、根気のいる作業を丁寧に行っていました。 (H.T記)