憲法がわかるおはなし「檻の中のライオン」
3月18日、弁護士 楾大樹(はんどう たいき)さんによる「檻の中のライオン」のお話を聞きました。
2013年から憲法上おかしなことが起こっている。楾さんは、この危機感から、学校で習っているはずなのに良く知らない憲法の話を「ライオンと檻」の例えを使って、そもそも憲法とは何か?知ってもらおうと活動をしています。「ライオン=国家権力」「檻=憲法」、ライオンを檻に入れて縛るのが立憲主義、という例え話です。『檻の中のライオン 憲法がわかる46のおはなし』(かもがわ出版)という本を2016年に出版し、この本をもとにした講演活動も行っています。
権力は暴走する。だから、権力を縛っておく憲法が必要だけれども、そのことの重要性への理解が薄い。たとえば、動物園で安心してライオンを見ていられるのは、檻があるから。檻があるのは当たり前でそのことの重要性やありがたさを感じることはあまりない。楾さんは、憲法に対して、同じように当たり前と思って過ごしていないか問いかけ、条文一つ一つを取り上げて説明してくれました。